子ども虐待は、市町村や児童相談所が扱う対応件数を見ても、増加の一途をたどっています。
子ども虐待防止の取り組みは、一援助者、一機関あるいは一専門分野のみで解決される問題ではなく、多くの機関・分野の方々の協働と、市民の方々の理解と協力が不可欠です。
オレンジリボンは児童虐待防止の象徴です。
私たちは、このオレンジリボンをたすきに仕立て、これを身に着け走り、リレーすることで、市民の方々に広く子ども虐待防止を呼びかけることとし、2007年より始めています。
たすきには「子どもたちに明るい未来を」という文字が刻まれています。 このたすきに込められた思いをつないで走ります。
オレンジ色の
たすきをつなぐ
子ども虐待ゼロの
願いをつなぐ
子どもたちと
未来をつなぐ
子どもと大人の
手をつなぐ
大人たちの
手もつなぐ
全国につなぐ
2004年、栃木県小山市で4歳と3歳の兄弟が父親の後輩から何度も暴行を受け、息も絶え絶えの状態で橋の上から川に投げ込まれ、幼い命が失われました。
大人同士の身勝手な関係に子ども達が巻き込まれた痛ましい事件です。
こんな悲しい事件が二度と起こらないように、同市で市民団体「カンガルーOYAMA」が立ち上がり、子ども虐待防止を目指したオレンジリボン運動が始まりました。
オレンジリボン運動は少しずつ広がり、2006年には児童虐待防止全国ネットワークが設立され、全国的展開へと発展しました。
国も2004年から毎年11月を「児童虐待防止推進月間」とし、官民問わずに啓発や防止活動を積極的に行うよう呼びかけています。2006年以降、国の児童虐待防止啓発ポスターにはオレンジリボンが明記されるようになりました。
このオレンジの色は、里親家庭で育った子どもが選んだといわれています。オレンジ色からあたたかさや明るさが伝わってきます。子ども虐待ゼロを目指し、子どもたちの明るい未来を願う私たちの思いを象徴する色としてぴったりですね。
オレンジリボンたすきリレー全国ネットワークは、各地域のたすきリレーの実行委員会で構成され、全国的を縦横するつながりをつくることで子ども虐待防止オレンジリボンたすきリレーのさらなる普及と実践を目指すことを目的としています。
オレンジリボンたすきリレー全国ネットワーク事務局 | |
代表者 | 増沢 高 |
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所在地 | 〒231-0027 神奈川県横浜市中区扇町2丁目 (一般社団法人ソーシャルアクションサポートセンター内) |
連絡先 | info@orange-tasuki.net |