「オレンジリボン」は、児童虐待防止の象徴です。２００４年栃木県小山市で、幼い二人の兄弟が虐待により、その尊い命を失うという、悲しい事件を契機として始まりました。しかし、残念ながら全国の児童相談所が受けた虐待通告件数は年々増え続け、平成２７年度は１０３，０００件を超えています。

なかべこども家庭支援センター「紙風船」が、この「オレンジリボン」運動の啓発活動に取り組み始めてから８年目となりますが、この現状を見た時、更に啓発活動を強化する必要性を強く感じているところです。この認識のもと、下関市では、１１月の児童虐待防止月間に全国各地で実施されているイベントと協同し、多くの団体・個人の皆様(約３５０名）のご協力を得て、「たすきリレー」を行うとともに、イベント会場周辺での啓発チラシを配布することにより、より多くの皆様に児童虐待防止を呼びかけたいと思います。